台湾産ブンタン

(台中中央社)行政院(内閣)農業委員会農糧署は13日、今年の台湾産ブンタン(文旦)の対日輸出量が50トンを超える見込みだと明らかにした。この日、日本向けに輸出される分の出荷作業が行われた。21日の中秋節前にはスーパーの店頭に並ぶ見通しだという。

台湾では中秋節にブンタンを食べる習慣があり、秋の果物として親しまれている。同署は輸出促進に力を注いでおり、輸出量は今月7日時点で前年同期比88%増の4757トンに達したという。主な輸出先は中国だったが、より多様な市場を開拓しようと他国への輸出にも力を入れている。

日本向けに輸出するには、厳しい検疫水準を満たす必要があったと同署は説明。低温検疫処理の工程をまとめたほか、業者や農家の監督に当たるなど品質管理を徹底したとし、その成果として、今年初めて日本の食品スーパー、ヨークベニマルから台湾ブンタンの注文を受けたと喜びを示した。

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